= レジリエンス と ストレス =
レジリエンスは
「精神的な回復力」「復元力」などと呼ばれる事がある。
「今後、社会に求められてくるのはレジリエンスである。
そして、日本はその力を他の国よりも潜在的に持っているから
それを生かしていけば、世界とも戦える。」
ちょっと前に、クーリエ・ジャポンをチラ見していたら
そんな事を海外のビジネススクールの教授(忘れた笑)が言っていた。
あまりなじみの無い言葉ではあったが
なんとなく気に入った。
もともとは物理学の言葉で
「ストレス=外力による歪み」
に対して
「レジリエンス=外力による歪みを跳ね返す力」
として使い始められたようだ。
しかし近代化により
インターネットが発達した事や
会社でも不景気で個人の短期目標に追われるなど
孤立化しており
レジリエンスが弱体化するのではないかと危惧されている。
近年では、このレジリエンスについて注目が集まっており
NHKのクロースアップ現代にも取り上げられた。
“折れない心”の育て方 ~「レジリエンス」を知っていますか?~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3486_all.html
ここでわかった事は
①「一喜一憂する人は心が折れやすい」
② 心が折れにくくなるための一番大事な事は「自分にとってそれが大切かどうか、客観的に考えること」
(昨日のブログで言えば、客観的客観で捉える。)
確かにそうだ。
特に②に関しては、客観的に考えると
案外自分の考えがちっぽけなもののように感じることがよくある。
「素直」に物事を客観的に考え、吸収するという事もレジリエンスに該当するのだろう。
しかし、①において
私は一喜一憂する人が羨ましく思う時もある。
私は感情を表現する事が苦手だ。
だから
思っている事をうまく相手に表現できない事がよくある。
一方、一喜一憂している人は
その表現がうまい人が多い気がする。
「感情」は人間を突き動かす最も大きなファクターだ。
「レジリエンス」と「表現力」
何事もバランスだが
きっとこの2つを高い水準で兼ね備えている人の
市場価値は高いのではなかろうか。
「ロジカルシンキング」と「コミュニケーション力」
の組み合わせがあるように。
様々な2種類の力を身につけることで
より自分の市場価値を高めていきたい。