= 完璧を恐れるな 完璧になんてなれっこないんだから =

 

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Have no fear of perfection, you'll never reach it.
(完璧を恐れるな 完璧になんてなれっこないんだから) 

シュルレアリスムの代表的な画家である
サルバドール・ダリの言葉です。

さすが天才。

完璧な言葉を残してるなと感じますよね。(笑)

 

■「不完全」の中にある「美」

 

画家や作家など

自分のイメージを具現化する

それが細かい所までこだわりそうなイメージで

完璧を求めそうに感じていました。

 

しかし

実際はそうではない。

 

むしろ「不完全」にこそ美があるのではないでしょうか。

作品を観る側に考える余地を与えるくらいの方がいい。

 

私は

人間は皆、クリエイターだと思っています。

 

そして
そのクリエイターが産み出すもの
会社、事業、商品などは全て「作品」です。


確かに
そう考えると

 

実際、身の回りで完璧なものは存在していない。

 

会社だって潰れるし、商品だって廃れる。

 

だけど

どこか欠けているからこそ

惹かれるものがあったり

他のものが存在価値が生まれたりしていています。

 

完璧なものがあるのなら

こんなに多種多様は社会は生まれず

ある完璧なものに収束するような社会になっているのではないでしょうか。

 

 

■「全て出来ると思わない」ことも大切

 

「あの人は完璧だよね!」

なんていう人もいますが、そんな人でも完璧ではありません。

 

人間は一人では生きていけない。

その時点で完璧ではない。

 

でも、完璧になりたい!

と向上心の強い人がいますが

 

むしろ、完璧というものに執着しすぎると

自分を追いつめてしまい

結局その完璧な理想の自分とのギャップを常に感じ続け

どんどんネガティブになってしまい

結局、完璧とはほど遠い

自己否定の強い人間になってしまいがちです。

 

もちろん、だからといって

物事を雑にしていいという訳ではありません。

社会で生きていれば、ある程度の完成度を求められることもあるでしょう。

 

すなわち

 

完璧主義は良いが、完璧“至上”主義は良くない。

 

完璧を求め過ぎてはいけません。

 

そして

人間は互いに補完し合ってこそ

最大の価値が発揮される。

 

部活やサークルなどの様々な団体で

みんながいたからこそ

大会、発表会、イベント開催などを目指して

モチベーション高く入れたという経験もある人も多いのではないでしょうか。

 

時には

誰かに甘えるということも、人生必要ですよね。

 

そういう不完全さを表現することが

人間美であり、人間性の向上に繋がるのではないでしょうか。

 

 

このダリの名言は

改めてそんなことを感じさせてくれる名言でした。